「毎日、友だちといっしょに校庭を走る」
上記表題は、一体何かと言うと。
昨日2019.10.24に実施された都教育委員会独特の「児童・生徒の学力向上を図るための調査」内で、小学生の国語の課題として出された問題文だ。
この文章の中で「毎日」が詳しく説明している部分を4択で選ばせる、との問題だったようだ。 要するに、「修飾」と「被修飾」の関係を理解する力があるかどうかを試す設問である。
解答は自ずとしれているが、「走る」がその正解である。
この設問の正解率は、44,6% だったらしい。
この結果に対し、都の担当者は「今後も授業改善に取り組む」と語っているとの事だ。(後にこの件の論評をしたい。)
上記は、2019.10.25付朝日新聞 「文の構成 理解力不十分 小5・中2対象 都の学力調査」と題する記事より引用した。
ついでに、他の教科の試験内容も少し紹介すると。 算数では「6,4は0,01を何個集めた数か」との相対的な数の大きさを問う問題。 中学生の英語では、絵に描かれた内容を的確な英文で伝えられるかをためす問題だったらしい。
原左都子の私見に入ろう。
東京都がその種の学力テストを実施している事実を初めて知った。 我が子も公立小学校時代に全国学力テストの対象となったような記憶があるが、都の学力テストの記憶はまったくない。
子供達も「試験」また「試験」で大変だろうなあ、と同情しつつ。 この種のテストがその後、子供達全般の学力向上に直結しているとは到底考えられない現状ではなかろうか??
昨日実施されたとの、都の学力テストを少し検証してみよう。
算数の“相対的な数の大きさを問う問題だが、これは確かに小5レベルでは解答出来るべきだろう。 要するに小数点が付く割り算能力を問うたものだが、我が希望としてもこれには正解して欲しい。
私事になるが、我が娘の小中高(そして大学も?)の学習指導をこのサリバンが全面的に補佐してきたが。 特に小中高時代は、必ずや学校にて実施している授業内容に遅れをとらずに理解出来ているかを綿密に確認したものだ。 我が娘は(サリバンの血をひいているのか?)算数・数学(高校の数Ⅰ頃まで)は比較的得意だった。
都の学力テストの「英語」に関してだが。 これは“良問”ではなかろうか? おそらく“筆記問題”と推測するが、これぞ将来的にも役立つ英語の指導法と私も捉える。 私事だが、今現在海外旅行にて英会話をする際、中学英語こそが今尚役立っている感覚がある。 要するにこの設問で問われている通りの、今ここで何を喋るべきかを海外現地で頭をひねりつつの英会話だ。 今表現するべく内容を的確な英文で伝える能力(読み書きであれ)が中学生頃に育つと、その能力とは“一生もの”となり役立つことを私も保証する。
最後になったが、国語の「修飾」「被修飾」問題だが。 この設問の回答率が振るわない理由が分かる気もする。 小5の子供達にとって「国語」とは普段いつも使用している日常言語である。 その言語に関して、小さき子供を掴まえてあまりにも「文法論」に走ってしまうことが善か悪かを問いつつ、国語の授業とは成されるべきではないだろうか。
設問の「毎日、友だちといっしょに校庭を走る」に関してだが。 もしかしたら年端も行かない子供にとっては「毎日、走る」事よりも、「毎日、友だちといっしょ」の方が重要要件であるかもしれない。 特に小学生相手の授業に於いては、「文法論」を伝授する際にも、そんな“子ども心”を潰すことなく授業展開して欲しい気もする。
そんなこんなで、都教委がこの都テスト結果を受けて「今後も授業改善に取り組む」と発言している事実こそが一番気にかかる。 あくまでも“お上目線”ではなく子供の目線に立ち、子供達が感情移入出来るべく授業改善に期待したいものだ。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。